日本国内で3県隣接の土地は多々ありますが、群馬・栃木・埼玉が隣接する地点は、山間ではなく民家のある平地に存在する、とっても珍しい場所。唯一の地点といっても過言ではないです。
渡良瀬遊水地へ向かう道中に行ってきました!
3県隣接・三県境界の位置
GoogleMapに地点登録されている所があります。
三県境界の直ぐ傍に駐車スペースが設けられているので、立ち寄りやすくなっています。
現地の様子
現地周辺は田畑と民家があり、道路は車のすれ違いが出来るくらいの広さ。
入口に三県境を記す看板が立っています。
お手製の説明書きが設置されています。
地元の方の手で守られている様子が感じられます。
案内で紹介されているように、数ある3県境の中でも平地に3県境が存在することが大変貴重なのです。
境とはいえ日本である事には変わりなく、パスポートや通行手形も不要な行政上の分かれ目でしかないのですが・・・。
それを言っちゃぁ味気ないじゃないw
何となく県跨ぎは特別な感じがします。
1歩で県跨ぎ。2歩で3県訪問が可能。
こうして整備されて記されていなければ、通り過ぎてしまう所でしょう。
もっと主張していいと思う!!!
用水路を境に隣接し、3県が隣接する地点には県境杭が設置されています。
三県境界杭を囲むように、整備されています。
境目が、分かりやすい~。
三県境界プレートは2016年に設置されましたが、2021年8月に紛失騒ぎがあり、現在は2代目のプレート。
二代目プレートは2021年10月に設置されましたが、1年も経っていないのにこの風貌。
いい味出てるわぁ。
測量関係企業の協力のもと再設置されたので、今回お目にかかれました。
本当にありがとうございます!
県境のプレート・スタンプが紛失するという悲しい事が度々起こっていますが、それが故意によるものならば絶対にやめてほしいと心から願います。
次回訪れたときは、絶対にスタンプを押してきます(^^♪
地図上の様子
三県境傍に立ち、GPSで地図を見てみると・・・
Googleマップ上の話ですが、点線で記された部分が県境だと思われます。
三県境界といいながら、点線の位置となんか違う。
点線が県境だとすれば、三県境界地点は上記画像の「ここではないの?」
地図上の三県境界?に行ってみました。
三県境界の入り口案内看板があるあたりです。
田んぼと道のちょうど境で、更に角地ということもあり、何となく区切り良く見えてしまいます。
電柱の脇に加須(かぞ)市の印発見。こちらは埼玉県。
こちらを背に見つけたのが、栃木市の設置した基準点。こちらは栃木県の管轄。
結構探したのですが、群馬県管轄の印がみつけられず・・・。
やはりこの地点は、埼玉県と栃木県が隣り合っているだけなのでしょうか。
三県境界プレートに記された、北緯と東経で地図を見てみます。
緯度(北緯):36度12分27秒
経度(東経):139度39分50秒
ん?ん~~?
地図ピン表示はさておき、住所が埼玉県加須市になってます。
県境を示す点線で見れば群馬県上なのですが(^^;
三県境界点をまとめていらっしゃるサイトを見つけました。
こちらの情報によれば、栃木・群馬・埼玉の三県境点の経度(東経)緯度(北緯)は以下の通り。
緯度(北緯):36度12分26秒
経度(東経):139度39分52秒
この情報でをGoogle Mapで見てみると・・・。
おおっ。
公式な三県境の確認
現在のような整備された水路になる前に、栃木市が代表して測量を行った結果、以前に入れられたと思われるコンクリート製の杭が見つかり、その点が三県境と確認されました。
Google Mapで見ていた県境とは少し違っているようですが、この地点が以前からの三県県境ということで現代にも採用されたわけですね。
こうなると田んぼの持ち主に、住所を伺ってみたくなります・・・
もう一つの3県境界
この近くにはもう一つの三県境界「栃木・茨城・埼玉」の境界があります。
左が群馬・栃木・埼玉、右が茨城・栃木・埼玉。
地図を見てわかるように、茨城・栃木・埼玉の三県境界地点は川の中央です。
行こうという人はまずいないと思いますが・・・
谷中湖周辺は立ち入り禁止になっているところもあるので、川下りでもしないと行くことはできないと思われますw
平地だからサクっといけちゃう!三県境界
無料駐車場もすぐ近くにあるので車で間近まで行けるのも魅力の一つ。
徒歩10分ほどのところに道の駅かぞわたらせがあるので、そちらに訪れた際に行くのもありです。
三県境界・詳細
電車でのアクセス
公共交通機関でお散歩しながら行くのもまた面白いです。
最寄は、東武日光線・柳生駅。
柳生駅から徒歩8分(600m)ほどで行けます。